当院へのアクセス

病院代表 TEL:011-681-8111 FAX:011-685-2998

予約センター 011-685-2990

取材について お問い合わせメールフォーム

  • 文字サイズ

    • 通常
    • 拡大

手稲渓仁会病院のすうじ

手稲渓仁会病院のすうじ

 

令和5年度 手稲渓仁会病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

 

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1479 284 523 925 1344 1602 2733 5321 3058 692
 2023年度中に退院された患者さんの数を年代別にあらわしたものです。
 当院は 「地域医療支援病院」「地域がん診療連携拠点病院」「救命救急センター」「地域周産期母子センター」等の指定を受けており、地域の中核病院として幅広い年齢層及び疾患の患者さんの診療にあたっております。

・年齢を重ねるほど病気や怪我が増え、回復まで時間がかかる傾向にあることは厚生労働省が公開している資料で明らかとなっていま
 すが、当院におきましても、60歳台以上の入院患者さんが全体の約65%を占めています。
・小児の患者さんの中には小児科のみならず、出生のための入院や耳鼻科、外科系(整形外科、形成外科、外科、心臓血管外科)、小児
 循環器などによる入院が含まれています。

【表記方法について】
・入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は除外しています。
・患者数が10未満の場合は、個人情報保護のため-(ハイフン)を記入しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 21 13.24 20.60 33.33% 84.57  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 20 12.40 13.52 30.00% 76.35  
180010x0xxx2xx 敗血症 1歳以上 中心静脈注射等 16 35.81 31.28 43.75% 75.81  
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く) 副傷病なし 14 14.14 8.61 35.71% 70.14  
080010xxxx0xxx 膿皮症 処置1なし 12 10.67 12.88 16.67% 69.58  
 当院の内科はでは、不明熱・感染症・内分泌・膠原病疾患をはじめとした多領域にまたがるさまざまな症状の患者さんの診療を担当しています。
 入院は特に①肺炎・腎盂腎炎・敗血症など急性感染症、②原因不明の発熱、③病気がちな高齢者の種々の内科的疾患の診療が中心です。ご高齢の患者さんは複数の持病を持つ方が多いため、入院が長期化する傾向があります。
 このためご家族や地域の医療介護福祉機関の協力を得ながら、患者さんやご家族のご希望や病状、社会的背景などに配慮し、退院や転院に向けて支援を行っています。

■用語の解説(以下につきましては、すべての診療科に共通する説明です)
【DPCコードとは】
 DPCコードとは「診断群分類」を意味する言葉で、入院患者さんの「病名」と「治療方法」の組み合わせで決定される厚生労働省が
 定めた番号です。
 例えば胆石症で入院し腹腔鏡下手術を受けた場合は”060330xx02xxxx”となり、同じ胆石症であっても手術を行わない
 検査入院をした場合は”060330xx99xxxx”というコードに振り分けられます。
 2023年度現在、4,726種類のDPCコードに分類されています。
【DPC名称について】
 「一入院中もっとも医療資源が使われた主病名」を記載しています。
【平均在院日数について】
 平均在院日数は病院に入院していた期間の平均値です。
 当院は、入院患者さんが早期退院・早期社会復帰できるよう、安全管理体制や感染対策、退院支援、早期リハビリ、栄養管理、褥瘡
 対策、認知症ケア等のチーム医療に力を入れています。
【転院率】
 転院率とは、当院から退院後も、引き続き他医療機関で入院診療を継続された方の割合です。
【平均年齢】
 当該DPCコードに該当する方の平均年齢です。
呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 経気管肺生検法等 処置2なし 副傷病なし 190 3.41 2.98 1.05% 72.92  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 処置2なし 119 16.39 18.65 12.61% 73.91  
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし 91 13.18 13.59 26.37% 76.13  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし 65 7.72 8.33 0.00% 68.34  
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 24 11.96 13.70 16.67% 74.42  
 当院の呼吸器内科の入院診療は肺がん、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、細菌性肺炎などの呼吸器疾患の患者さんが多数を占めています。
 肺がんはここ数年で診断法や治療法が大きく進歩しています。専門医が検査のうえ診断し、外科(呼吸器外科)や院内各科と連携のうえ個々の患者さんに合った治療を提供しています。
 抗がん剤治療の際は副作用対策を重視し、看護師、薬剤師、リハビリスタッフ等も含めたチーム医療で患者さんを支えています。
消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術等 545 2.20 2.61 0.18% 68.61  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 副傷病なし 258 8.72 8.75 8.91% 74.24  
06007xxx97x0xx 膵臓、脾臓の腫瘍 その他手術あり 処置2なし 115 11.19 11.65 8.70% 72.90  
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 その他手術あり 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 80 11.86 12.10 7.50% 78.85  
06007xxx9910xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 80 3.09 4.24 0.00% 67.96  
 当院ではがんの早期診断と内視鏡治療に力を入れています。
 入院で実施する内視鏡治療の中で件数が多いものは、胆管結石治療、慢性膵炎に対するステント治療、乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術、胆管狭窄に対するステント治療、消化管の早期がんに対するESD(粘膜下層剥離術)などです。
循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術等 処置2なし 333 4.35 4.57 0.00% 66.96  
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 処置1なし 処置2なし 147 3.93 4.26 0.00% 73.01  
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし 転院以外 141 3.16 3.05 0.71% 72.61  
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 112 10.21 9.77 4.46% 75.35  
050130xx9900x0 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 転院以外 84 16.29 17.38 27.38% 86.51  

 当院の循環器内科では、心臓カテーテル検査、冠動脈・末梢動脈インターベンション、構造的心疾患インターベンション、電気生理学的検査、カテーテル心筋焼灼術、心エコー、経食道エコーなどの治療・検査を行う専門医・指導医の専属チームを配備し、診断結果から治療方針を十分に検討し、患者さんとご相談のうえ治療にあたっています。
 不整脈疾患に対しては、ハートリズムセンターの不整脈専門医を中心に、近年急速に進歩している頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)や皮下埋め込み型ICDなど幅広い治療に対応しています。
 また、高度な冠動脈血管内の石灰化病変に対するロータブレーターの使用や、難易度の高い慢性完全閉塞病変に対する治療、TAVI(重症大動脈狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁留置術)や心房中隔欠損症を経カテーテル的に治療する心房中隔欠損孔閉鎖栓留置術等など、高度医療への体制が整っています。
 心臓血管外科と密接に連携しており、個々の患者さんにとって最善の治療を提供できるよう合同の症例検討会を定期的に実施しています。
小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 2500g以上 手術なし 処置2なし 267 7.03 6.07 0.75% 0.00  
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 処置2なし 105 4.51 5.86 0.00% 2.77  
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 96 5.76 5.96 0.00% 1.56  
0400801199x00x 肺炎等 15歳未満または市中肺炎等 1歳以上15歳未満 手術なし 処置2なし 副傷病なし 82 4.61 5.62 1.22% 2.84  
040100xxxxx00x 喘息 処置2なし 副傷病なし 70 3.51 6.37 0.00% 4.24  

 当院は地域周産期母子医療センターとして新生児特定集中治療室(NICU)6床、継続保育治療室(GCU)6床を有しており、低出生体重児や出生時の病気、先天性疾患の診療を小児科医、小児循環器専門医が担当しています。
 小児病棟は個室が多く、さまざまな感染症の入院治療に対応できます。
 小児集中治療科を院内標榜しており、札幌市内のみならず広く小児重症患者を受け入れています。
 小児循環器の分野では、専門医が心臓血管外科医と術前、術中、術後を通じて常に共同し、専門医療を提供しています。
外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 116 4.76 6.87 0.00% 63.54  
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 結腸切除術等 処置1なし 副傷病なし 102 11.09 15.12 1.96% 70.10  
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア 15歳以上 鼠径ヘルニア手術等 98 3.48 4.55 0.00% 72.29  
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 60 7.93 8.95 5.00% 71.17  
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わない等 52 3.63 5.29 0.00% 30.96  
※外科には消化器外科が含まれます。

 当院の外科では、個々の患者さんに対して最適な治療法を考え、“過不足のない外科治療”を目指しています。
 2023年1月~2023年12月の期間に1504件の手術を行いました。腹腔鏡や胸腔鏡を用いたからだに優しい手術はそのうち969件で、低侵襲で術後の疼痛も少なくなったため入院期間の短縮化につながっています。最新の周術期管理(ERAS)を胃がん、大腸がん、膵がんの手術に適用し早期からの食事の経口摂取と離床を実践し、早期退院を実現しています。

 消化器外科専門医、肝胆膵外科高度技能指導医、肝胆膵外科高度技能専門医、食道外科専門医、内視鏡外科技術認定医、呼吸器外科専門医、胸部外科認定医などを配置し、どの領域においても高度で専門的な医療提供が可能な診療体制となっています。
整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工関節置換術等 170 25.04 25.50 79.41% 82.32  
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 66 3.17 4.76 1.52% 60.95  
070050xx97xxxx 肩関節炎、肩の障害(その他) 手術あり 55 20.53 20.54 5.45% 68.69  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等 45 20.33 21.96 22.22% 75.22  
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術等 31 20.55 18.32 32.26% 61.52  

 当院の整形外科は、上肢・下肢・脊椎のそれぞれの分野の専門医が複数在籍し、高齢者の骨折(大腿頚部等)や救急搬送の外傷、スポーツ外傷などを中心に診療にあたっています。2023年4月~2024年3月の手術1,608例のうち、736例が外傷性疾患で、多発外傷や顕微鏡下で行う神経血管損傷など重症症例の手術に対応しています。分野別の手術件数は上肢が728例、下肢が656例・脊椎が224例となっています。
形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx97xxxx 皮膚の良性新生物 その他手術あり 26 4.96 5.64 0.00% 55.27  
160200xx02000x 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む) 内視鏡下鼻中隔手術I型(骨、軟骨手術)等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 18 6.72 4.63 0.00% 34.39  
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術等 処置1なし 17 3.29 3.93 0.00% 39.76  
140210xx01xxxx 先天性耳瘻孔、副耳 先天性耳瘻管摘出術 15 3.00 3.38 0.00% 11.93  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 処置2なし 14 9.07 7.22 0.00% 73.64  

 当院の形成外科は、傷病に対する治療(保険診療)を主としております。
 具体的には、交通事故などによる顔面の骨折や外傷の治療、先天性異常(口唇裂、口蓋裂、耳介、多指症など)による体や顔面への治療、皮膚の良性腫瘍や悪性黒色腫(皮膚悪性腫瘍)、腋臭症(わきが)手術、顔面神経麻痺や眼瞼下垂症手術などさまざまな治療に対応しています。また、乳がん術後の乳房再建など病気の治療や事故などによって組織欠損・変形した部分を再建する手術も担当しています。
脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 動脈造影カテーテル法(選択的に造影撮影) 処置2なし 45 2.76 2.95 0.00% 66.44  
010060×2990201 脳梗塞 3日以内かつJCS10未満 手術なし 処置1なし 脳血管疾患等リハ等 副傷病なし RankinScale0~2等 40 14.75 15.57 35.00% 76.95  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし 40 12.05 9.88 22.50% 77.40  
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10以上 手術なし 処置2なし 31 20.68 22.61 77.42% 71.90  
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 29 18.07 19.09 65.52% 69.10  

 救命救急センターを有する当院の脳神経外科分野は急性期医療として脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)および頭部外傷を中心に幅広い疾患に対応しています。急性期治療と同時に早期にリハビリテーションを開始し、早期社会復帰を目指して多職種チームで総合的に治療とケアを行っています。
 また、高い専門性を要する医療として、大型脳動脈瘤に対するクリッピング術、閉塞性血管障害への血行再建術、脳血管内治療、脳腫瘍摘出術など、患者さんのQOLやニーズを考慮しながら治療を行っており、2023年1月~12月の手術総数は305件でした。
 脳卒中患者専用の治療室(SCU)を15床有しており、脳卒中専門医、専属看護師、リハビリテーションスタッフなどからなる”脳卒中チーム”を配属しています。
呼吸器外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし 139 8.05 9.89 0.00% 72.17  
040200xx99x00x 気胸 手術なし 処置2なし 副傷病なし 25 7.52 9.17 36.00% 52.84  
040150xx97x00x 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 処置2なし 副傷病なし 13 30.23 28.25 7.69% 62.77  
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 中心静脈注射等 副傷病なし縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術等 処置2なし 10.81  
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術等 処置2なし 8.84  

 当院の呼吸器外科では、呼吸器系のがんに対しての手術を主に行っており、2023年1月~2023年12月の期間に147件の肺がん手術を行いました。胸腔鏡を用いたからだに優しい手術(ロボットを用いた手術を含む)はそのうち130件で、低侵襲で術後の疼痛も少なくなったため入院期間の短縮化につながっています。
心臓血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx03x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術等 中心静脈注射等 59 11.88 14.70 6.78% 79.02  
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む) 弁置換術等 処置1なし 中心静脈注射等 40 19.98 21.53 10.00% 69.28  
050163xx9900xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 手術なし 処置1なし 処置2なし 31 4.65 8.11 0.00% 78.68  
050163xx9910xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし 20 4.25 4.30 0.00% 79.50  
050050xx0111xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 冠動脈、大動脈バイパス移植術等 心臓カテーテル法による諸検査等 中心静脈注射等 19 22.21 26.67 10.53% 70.32  

 当院の心臓血管外科の治療対象は先天性から後天性までの心疾患全般、大動脈瘤などの大血管疾患、下肢閉塞性動脈硬化症などの末梢血管疾患と幅広く、なかでも胸部や腹部大動脈疾患に対する血管内治療としてのステントグラフト内挿術は現在まで1,500例を超える件数の治療経験を有しています。
 開胸手術においては、できるだけ小さな傷で手術する低侵襲心臓手術(MICS)に取り組んでおり、その延長上としてロボット支援手術も開始しました。
 高齢者や脳血管病変、慢性腎不全、重症糖尿病などの複合合併症を有するハイリスク患者さんに対しても、院内各科の専門医や各メディカルスタッフと連携のうえ安全に手術を行う体制です。
 新生児・小児に対する先天性心疾患につきましても、術前、術中、術後と常に小児循環器医と共同し治療を行っています。
眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 317 4.87 4.46 0.32% 76.45  
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 182 2.81 2.54 0.55% 74.43  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 141 11.02 7.81 0.71% 58.12  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 水晶体再建術等 処置2なし 100 7.29 5.67 1.00% 69.16  
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 処置1なし 処置2なし 35 7.51 5.71 0.00% 66.20  

 当院の眼科は大きく分けて網膜硝子体と眼窩・神経眼科の治療を中心としています。
 網膜硝子体の主な疾患は増殖糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離、増殖硝子体網膜症、黄斑円孔、黄斑上膜、黄斑牽引症候群、網膜静脈閉塞症などで、手術による治療に力を入れています。 眼窩・神経眼科の分野では視神経疾患のみならず、それ以外の眼に関連する神経や筋肉の病気、眼球周囲の骨(眼窩)の病気や腫瘍について診断治療しています。
 以上のほか白内障・緑内障・斜視・眼瞼下垂・眼瞼内反・翼状片に対する手術も多数行っており、2023年4月~2024年3月の当科手術の総数は入院施行1,395件、外来施行1,089件でした。
耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 78 7.46 7.53 0.00% 28.55  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 71 5.25 5.51 0.00% 46.76  
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 終夜睡眠ポリグラフィー(1及び2以外) 48 2.00 2.03 0.00% 54.73  
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 45 5.93 6.02 0.00% 54.82  
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術等 処置1なし 37 7.54 7.94 0.00% 55.73  

当院において耳鼻咽喉科は「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」と標榜しております。
 ①より良い聞こえを目指した聴力改善手術、②手術ナビゲーションシステムを用いた安全な内視鏡下副鼻腔手術、③睡眠時無呼吸症候群の診断と治療、④耳下腺腫瘍における傷が目立たない皮膚切開による手術、⑤甲状腺癌における機能温存手術、⑥喉頭癌における喉頭温存療法・喉頭全摘出後の人工喉頭埋め込み術、⑦ 顔面神経麻痺のトータルケア、⑧嚥下障害の診断とリハビリテーション、⑨誤嚥防止手術、⑩First bite 症候群に対するボツリヌス毒素療法、⑪末梢性顔面神経麻痺後遺症によるワニの涙症状に対するボツリヌス毒素療法、⑫内視鏡を用いた甲状腺手術 傷が目立たない皮膚切開による手術、⑬重症Hunt症候群に対するステロイド・抗ウイルス剤の高用量併用療法
 以上の13分野に力を入れ治療にあたっており、可能な限り短い期間で回復していただけるよう努力しています。
 特に鼻・副鼻腔・口腔・咽頭・喉頭の癌に対する手術、声帯ポリープ・喉頭腫瘍摘出術、甲状腺悪性腫瘍手術(頸部郭清術を含む)など頭頸部腫瘍に対しての集学的治療について、院内各科や多職種協力のもと積極的に取り組んでいます。
放射線診断科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む) その他手術あり 処置2なし 26 7.31 10.24 0.00% 72.19  
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし 15 4.87 9.89 0.00% 67.00  
050200xx97xxxx 循環器疾患(その他) 手術あり 9.52  
060050xx99040x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む) 手術なし 処置1なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし 8.05  
060050xx030xxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法等 処置1なし 7.38  

 当院の放射線診断科は「IVR(画像下治療)」に力を入れています。IVRとは画像診断装置を用いた治療を指し、具体的には超音波画像やCTで観察しながら目的の部位に針を刺したり、血管造影の手技を用いて薬の注入や血管の塞栓をするなどの治療です。肝腫瘍に対する肝動脈塞栓術、リザーバーによる動注化学療法、中心静脈ポートの留置、外傷等の出血に対する緊急止血術などさまざまな疾患に対応しています。
泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用等 処置2なし 155 5.52 6.85 1.29% 75.99  
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 前立腺針生検法 98 3.04 2.44 0.00% 71.46  
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 80 8.18 11.19 0.00% 69.18  
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 処置2なし 58 7.45 10.08 0.00% 65.22  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 化学療法 副傷病なし 27 4.11 9.06 0.00% 73.07  

 当院の泌尿器科は、質の高い医療をチームで提供し、患者さんが短い期間で退院できる様に努めています。
 前立腺がんについてはロボット支援手術を行っており、早期離床・退院につながっています。また膀胱がんについては可能な限り膀胱温存を図りながら内視鏡手術を第一選択としています。上部尿路の腎盂尿管がんの根治手術に対しては、腹腔鏡手術でからだに優しい手術を行っています。2023年1月~12月の手術総数は640件でした。
 がん治療については抗がん剤治療・高精度放射線治療など手術以外にも多彩な治療法選択に対応しています。
産科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 帝王切開術等 104 8.32 9.34 0.00% 34.39  
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 66 7.30 6.65 1.52% 32.62  
120260x001xxxx 分娩の異常 帝王切開術等 出血量2000mL未満 41 9.34 9.31 0.00% 32.78  
120260x002xxxx 分娩の異常 吸引娩出術等 出血量2000mL未満 38 7.37 6.73 2.63% 31.74  
120140xxxxxxxx 流産 27 1.56 2.43 0.00% 32.44  

 当院は「地域周産期母子センター」の指定を受けており、産科病棟にNICU6床、GCU6床を併設しています。地域医療連携の役割として、特にハイリスク分娩について多くの紹介を受けています。また、他院で発生した分娩時の危機的な状況においても、救急科と共同して対応しています。また生殖医療(体外受精、顕微受精等)に関しても実施しています。

●通常分娩について●
バース(分娩)プランは16週目以降にお母さんとスタッフがコミュニケーションを取りながらまとめ、また栄養の取り方、生活の仕方や様々な不安などに対しアドバイスを行います。
分娩室はすべて陣痛から分娩まで個室内で行うLDRとなっています。
出産後は、授乳、沐浴、おむつ交換、服、赤ちゃんが眠る環境など育児に関する全般を双方的なコミュニケーションで支援しています。
婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 456 5.45 5.93 0.00% 43.98  
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術等 161 5.42 6.00 0.00% 43.68  
120100xx01xxxx 子宮内膜症 子宮附属器腫瘍摘出術等 118 5.65 7.03 0.00% 42.29  
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 68 2.16 2.78 0.00% 42.68  
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 処置2なし 58 10.91 10.10 0.00% 58.14  

 当院の婦人科では、がん診療、腹腔鏡手術に力を入れています。それぞれの分野における医師を中心に専門的な診療を提供しています。
 2023年1月~12月の手術数は1,402件で、良性疾患のほとんどを腹腔鏡手術で行っています。腹腔鏡手術はからだに優しい手術ですので、平均在院日数も短くなっております。子宮内膜症に対する腹腔鏡下手術も積極的に行っております。
 悪性腫瘍に関しては、通常のがん根治手術のほか、個々の方のリスクを勘案してより侵襲の少ない手術を心がけ、術後のリンパ浮腫予防に対しては専門のセラピストが対応できる体制を整えています。また、抗がん剤治療を安全に行うため、多職種のチーム医療を提供しています。
腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 141 4.47 11.49 2.13% 55.35  
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 経皮的腎生検法 56 4.23 6.44 0.00% 47.29  
110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回等 処置2なし 51 3.35 4.51 5.88% 71.12  
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの等 処置2なし 副傷病なし 40 11.03 7.57 2.50% 66.63  
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 人工腎臓 32 12.75 13.81 18.75% 70.75  

 当院の腎臓内科では、IgA腎症、ネフローゼ症候群、急速進行性糸球体腎炎、慢性腎臓病などを中心に入院診療を行っています。
 IgA腎症は4割の方が将来的に透析が必要になるとされてきましたが、「扁桃腺摘出術とステロイド療法」によって蛋白尿や血尿が消失する方も少なくありません。また治療が遅れると透析が必要になるばかりでなく致命的になる急速進行性腎炎も、発症早期にステロイドや免疫抑制薬、血漿交換などの強力な治療を行うことで腎機能を維持することができます。
 このように腎臓病は早期の診断と的確な治療が非常に重要です。当科では腎生検入院や食事療法を含めた教育入院など腎疾患の早期診断と治療に積極的に取り組んでおります。また腎臓病には膠原病や呼吸器疾患、血液疾患、悪性疾患など各科専門医の診断・治療が不可欠な場合があり院内各科と連携し集学的治療を実践しています。
救急科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 処置2なし 副傷病なし 31 2.94 3.62 3.23% 39.16  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 処置2なし 副傷病なし 27 5.15 8.38 25.93% 71.56  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 18 6.00 20.60 88.89% 81.61  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 12 4.17 13.52 83.33% 83.25  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし 12 7.17 9.88 25.00% 70.83  

 当院の救急科は、救急車やドクターヘリ搬送患者や救急外来に来院した緊急性を要する患者などに対する初期治療を担当しています。
 診断が確定した時点で各専門科に引き継ぎをします。多発外傷や中毒などの重症者については救急科が主治医となり入院治療を行う場合もあります。
救急総合診療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 11 2.82 20.60 100.00% 86.73  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 13.52  
100380xxxxxxxx 体液量減少症 10.60  
161020xxxxx00x 体温異常 処置2なし 副傷病なし 6.60  
070343xx99x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 処置2なし 13.92  

 高齢者の救急患者などを適切に受け入れていくために2023年4月より新設されました。
 様々な疾患が予想される患者さんが入院された場合に初療として救急総合診療科で受け入れを行い、その後、各科に転科するなどの運用を行っています。
血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし リツキシマブ+フィルグラスチムあり等 73 17.00 19.61 0.00% 72.95  
130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫 手術あり リツキシマブ+フィルグラスチムあり等 副傷病なし 47 29.23 29.83 2.13% 75.53  
130030xx97x3xx 非ホジキンリンパ腫 手術あり 化学療法ありかつ放射線療法なし 33 27.33 28.89 15.15% 73.52  
130030xx99x3xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 26 18.35 14.70 0.00% 71.77  
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし エムプリシティ等 20 20.00 16.12 0.00% 72.20  

 当院の血液内科では、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器腫瘍に加え、再生不良性貧血などの骨髄不全病態、自己免疫性溶血性貧血、免疫原性血小板減少症などの免疫疾患など、さまざまな血液疾患の診断・治療を行っています。
 近年血液の悪性疾患は、抗がん剤や分子標的療法、移植療法など治療法の進歩にめざましいものがあり、専門医が個々の患者さんに合わせて治療方針をご提案しています。
腫瘍内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む) 手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし 30 6.90 8.67 0.00% 68.80  
060010xx97x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む) その他手術あり 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし 19 10.21 16.80 0.00% 67.79  
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし アバスチン等 16 6.25 4.34 0.00% 69.69  
060035xx99x0xx 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 手術なし 処置2なし 12 15.58 8.34 8.33% 71.83  
060020xx9900xx 胃の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし 11 11.36 11.02 0.00% 68.00  

 当院の腫瘍内科は根治手術が困難な進行がんの患者さんに対する抗がん剤治療を専門的に診療しています。
 外来が中心ですが、中には入院を要する抗がん剤治療もあります。
 また、抗がん剤の合併症や副作用、病状の進行等により入院を要する場合もあります。
 外科、放射線治療科、精神保健科、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリテーション療法士、医療ソーシャルワーカーなど多部署・多部門と連携をはかり診療をすすめています。
乳腺外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術等 処置1なし 43 7.86 9.88 0.00% 66.88  
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 処置2なし 16 12.88 9.69 31.25% 63.00  
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない) 5.64  
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他手術あり 処置2なし 6.59  
090010xx011xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術等 骨移植術等 15.21  

 当院の乳腺外科では、乳がんの診断と治療を主に行っています。治療は、手術、ホルモン療法、抗がん剤治療、分子標的療法、放射線治療を組み合わせて行います。また形成外科と連携し乳房温存手術や乳房全摘出術後の再建など、患者さんにあった幅広い治療選択を提供しています。
 一般的にがんの手術にリンパ節郭清はつきものです。しかし乳がんにおいては、患肢のリンパ浮腫や可動制限など腋窩郭清に伴う合併症を回避するため、術前検査で転移がないと思われる患者さんに対して、“センチネルリンパ節生検”を行っています。当院はRI法と色素法の併用が可能な施設であり、短時間に低侵襲で正確な検査が可能となっています。
緩和ケア科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし 10 17.40 13.59 0.00% 76.10  
06007xxx9900xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし 10 12.70 11.07 10.00% 78.90  
060020xx9900xx 胃の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし 11.02  
060035xx99x0xx 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 手術なし 処置2なし 8.34  
03001xxx99x0xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 処置2なし 12.58  
 当院の緩和ケア科では、がんなどの生命を脅かす疾患と共に生きる患者さんやご家族のQOL(生活の質・生命の質)の維持及び向上を目指して診療を行っています。
 からだの痛みや身体症状の軽減を行いながら、精神的・社会的・スピリチャルな問題への支援も行っています。
 急性期病院における緩和ケアチームとして、早期から適切な緩和ケアが提供されるよう活動しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 103 29 31 16 71 1 8
大腸癌 78 86 70 55 30 159 1 8
乳癌 19 22 46 1 8
肺癌 95 47 53 95 216 1 8
肝癌 82 26 13 106 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

日本で現在5大がんと呼ばれるがん(大腸がん・肺がん・胃がん・肝がん・乳がん)の患者さんについて初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。2023 年度中に退院した延べ患者数となっております。
つまり、集計対象期間中に同じ患者さんが複数回退院すると、1回の退院ごとに1件(2回退院すると2件)として集計しています。

○UICC病期分類
 国際対がん連合(UICC)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②領域リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つ
 の要素によって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)の4つの病期(ステージ)に分類するものです。

当院は、2009年より「地域がん診療連携拠点病院」として、5大がんをはじめとした各部位のがんにおいて、患者さんのそれぞれのリスクや病態に応じて近隣地域の各施設と連携して診療しています。
主な診療科として胃がん・肝がん・大腸がんは消化器内科・消化器外科、乳がんは乳腺外科、肺がんは呼吸器内科・呼吸器外科で診療を担当しており、患者さんの状態や希望をふまえて、手術・化学療法・放射線療法・緩和ケア等の治療を行っています。
胃がんのⅠ期や大腸がんのⅠ期~Ⅲ期の件数が多いのは、当院では消化管のがんに対して内視鏡手術や腹腔鏡下手術を積極的に行っており、他施設からの加療依頼を受けて治療を行うことが多いためです。乳がんは、乳がん検診・画像診断・組織診断による早期診断を心がけており、早期がんの件数が多くなっています。肺がんのⅣ期と再発は、短期の入院を繰り返して一連の化学療法を行うという治療があり、同じ患者さんが複数回入退院を繰り返すため、件数が多くなっています。肝がんは治療後に再発することが多いとされているがんで、当院の患者さんも初発(Ⅰ期~Ⅳ期)と比較して再発の件数が多くなっています。
再発は、当院で再発した場合に加え、他施設から再発時の加療依頼を受けて治療を行うこともあり、どの部位においてもその件数は少なくありません。
不明は、入院中に検査結果が出ていなかったりして、当該入院中の情報だけでは病期分類ができていないこと等が理由として挙げられます。特に大腸がん等は、内視鏡で見た限りではがんかどうか判断の難しい腫瘍の治療を実施し早期に退院するため、入院中に検査結果が出ていないことがあります。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 12 9.50 42.67
中等症 65 12.71 79.09
重症 22 18.36 80.41
超重症 10 14.60 84.10
不明

 成人(15歳以上)の市中肺炎患者さんの重症度(軽症~超重症)、平均在院日数(入院期間)、平均年齢を示したもので、市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症する肺の急性炎症です。原因菌の多くは肺炎球菌、インフルエンザ桿菌です。また、マイコプラズマやクラミジア、レジオネラのような細菌ではない微生物が原因となる場合もあります。
 肺炎の重症度は、年齢が高くなるにつれ重症度が高くなる傾向となっており、入院日数も長くなっています。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 224 18.95 76.69 43.02%
その他 34 12.76 70.68 2.33

 脳梗塞の患者さんについて、患者数、平均在院日数(入院期間)、平均年齢、発症した患者の転院率を表した表です。
 脳梗塞とは脳に血液を送る血管に血栓が詰まったり、流れが極端に悪くなったりして、その先の脳細胞が壊死し意識障害や最悪死に至る病気です。
発症して早期に入院される患者さんがほとんどで、発症3日以内の急性期脳梗塞が258例中224名、86%と高率となっています。
平均年齢は76歳で、高齢者の方が多くなっています。
 当院では開頭術をはじめ、カテーテル治療や超急性期の脳梗塞に対する血栓溶解療法(t-PA療法)も行っています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) 27 0.85 4.04 0.00% 69.37  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 12 6.25 11.25 0.00% 74.00  
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合)  
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満)  
K331 鼻腔粘膜焼灼術  

・血管塞栓術は、血管へ流れる血液を止める手術です。腫瘍への栄養供給を止めることで死滅させたり、破れている血管の止血など
 に効果があります。
・抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置は、抗がん剤治療を行う患者さんに何度も注射針を刺さなくてもよいよう、ま
 た安全に治療を受けられるよう皮下にポート(針を刺す場所)を作成する手術です。

■用語の解説(以下につきましては、すべての診療科に共通する説明です)
 診療科ごとに症例数の多い手術を上位(2~5位)の術式・傾向説明を挙げています。(10症例未満は省略)
  【Kコードとは】保険診療として認められている手術に対して振られている、診療報酬点数表のコードです。
  【名称とは】診療報酬請求上の手術名称です。
  【平均術前日数とは】入院した日から手術の前日までの日数です。平均値を記載しています。
  【平均術後日数とは】手術の翌日から退院日までの日数です。平均値を記載しています。
  【転院率とは】該当する患者さんの中で、当院を退院したあとに別な医療機関で引き続き入院治療を継続された方の割合です。
消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 519 0.18 1.10 0.19% 68.88  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 252 2.56 8.46 12.30% 73.70  
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 等 177 1.47 5.82 12.43% 74.90  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 126 4.22 8.98 1.59% 70.37  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) 74 1.16 6.35 1.35% 74.85  

内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ、膵胆管鏡など)を使用する手術は、消化器内科の医師が行います。

・内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術および内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術は、内視鏡の先端部分に装備されたさまざま
 な器具を使ってポリープや病変部分を切除する手術です。
・内視鏡的胆道および膵管ステント留置術は、胆道や胆管などへステントと呼ばれるチューブを挿入することで詰まりを改善する手術
 です。
・内視鏡的乳頭切開術は、胆管の出口である乳頭括約筋を切開することで胆汁の流れを促す手術です。
・抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置は、抗がん剤治療を行う患者さんに何度も注射針を刺さなくてもよいよう、
 また安全に治療を受けられるよう皮下にポート(針を刺す場所)を作成する手術です。
・早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術は内視鏡で消化管の内腔から粘膜層を含めた粘膜下層までを剥離し、病変を一括切除するという治療法
 です。

 そのほか胆管結石・慢性膵炎に対するステント治療、乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術、早期がんに対するESD(粘膜下層剥離術)などをはじめ高度・最新医療を実施できるための医師や医療機器などの体制が整っています。「消化器病センター」として外科との連携も密ですので、個々の患者さんに応じた治療方針をご提案します。
循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 277 1.35 2.72 0.36% 67.90  
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 117 3.19 2.55 1.71% 73.15  
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他のもの) 67 1.19 2.51 1.49% 62.91  
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 60 2.12 2.27 3.33% 76.27  
K555-22 経カテーテル弁置換術(経皮的大動脈弁置換術) 56 4.39 9.30 3.57% 83.64  

・経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション治療)は、不整脈の治療です。特殊なカテーテルを血管の中から心臓まで挿入し、高
 周波電流を流し心筋を焼灼します。
・経皮的冠動脈ステント留置術は、心臓近くの血管(冠動脈)が狭窄し血液が心臓に運ばれにくい患者さんに行います。
 血管の中に細い管を挿入し、その管を使って狭窄部分にステント(金属メッシュの筒)を留置し狭窄部分を広げます。
・四肢の血管拡張術・血栓除去術は、動脈硬化などで四肢(特に下肢が多い)の血管が詰まったり細くなって痛みなどの症状が生じた
 場合に行う手術です。
 血管の中に細い管を挿入し、薬剤や医療材料を使用して血管を広げ血流を改善させます。
・経カテーテル的大動脈弁留置術は、TAVIとよばれており、カテーテルを用いて人工弁を装着する、開胸しないで行う手術です。
 
 いずれも開胸手術に比較し体の負担が少ない治療です。また合併症のため開心術のリスクが高く弁置換術の適応とはならない患者さんに対しては経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)が適応となり、当院でも循環器内科、麻酔科、心臓血管外科の診療科および臨床工学部、診療技術部、臨床検査部、看護部でハートチームを結成し、チーム医療で対応しています。
小児科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度のもの) 16 0.00 12.56 0.00% 0.00  
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度のもの) 10 0.00 21.60 10.00% 0.00  
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの)  
K386 気管切開術  
K639-3 腹腔鏡下汎発性腹膜炎手術  

・新生児仮死蘇生術とは、出生時に呼吸障害等があった場合に口や鼻から羊水を吸引したり、酸素投与や気管挿管などを行う蘇生措置
 のことを指します。
 分娩に際しては産婦人科医師と小児科医師が密接に連携をとり、迅速に処置を行う体制を整備しています。
外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 148 2.20 3.10 0.68% 64.50  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 126 3.00 8.10 3.97% 70.11  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 74 1.27 1.23 0.00% 68.95  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 53 0.23 2.42 0.00% 31.26  
K7032 膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合) 52 4.38 30.96 3.85% 71.96  

※外科には消化器外科が含まれます。

 当院の外科では、腹腔鏡や胸腔鏡を用いたからだに優しい手術に積極的に取り組んでいます。適応としては気胸、肺がん、縦隔腫瘍、鼠径ヘルニア、胆石、食道がん、胃がん、大腸がん、肝がん、膵腫瘍、虫垂炎などです。開腹や開胸手術よりも傷口が小さく、低侵襲で術後の疼痛も少ないため、入院期間の短縮化につながっています。
 周術期管理であるERAS(術後回復力促進プログラム)を胃がん・大腸がん・膵がんなどの手術に適用し、早期経口摂取と早期離床に努めています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 130 2.34 17.75 62.31% 78.14  
K0821 人工関節置換術(膝) 等 83 1.99 19.69 22.89% 72.72  
K0811 人工骨頭挿入術(股) 62 4.82 20.65 77.42% 83.21  
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕) 等 54 0.83 2.54 3.70% 53.37  
K0732 関節内骨折観血的手術(手) 等 51 2.57 7.14 17.65% 64.73  

 骨折観血的手術と関節内骨折観血的手術は骨折に対する手術で、中でも最近増加傾向にあるのが高齢者の大腿頚部骨折です。
 股や膝、肩、肘や指などの関節が変形したり壊死が生じた場合などに人工関節・骨頭を用いた手術を行います。
 特に全身管理を要する多臓器損傷、多発骨折や神経・血管損傷、小児の骨折に対しては救急科や麻酔科、外科などと協力して迅速に対応しております。
形成外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 30 0.97 3.77 0.00% 54.23  
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 15 0.33 3.67 0.00% 76.40  
K287 先天性耳瘻管摘出術 13 1.00 1.00 0.00% 13.54  
K333 鼻骨骨折整復固定術 11 1.00 3.36 0.00% 32.09  
K013-21 全層植皮術(25未満) 11 0.64 8.55 0.00% 64.64  

 当院の形成外科は、傷病に対する治療(保険診療)を主としております。
 具体的には、交通事故などによる顔面の骨折や外傷の治療、先天性異常(口唇裂、口蓋裂、耳介、多指症など)による体や顔面への治療、皮膚の良性腫瘍や悪性黒色腫(皮膚悪性腫瘍)、腋臭症(わきが)手術、顔面神経麻痺や眼瞼下垂症手術などさまざまな治療に対応しています。また、乳がん術後の乳房再建など病気の治療や自己などによって組織欠損・変形した部分を再建する手術も担当しています。
脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 43 1.40 10.09 23.26% 77.77  
K178-4 経皮的脳血栓回収術 29 2.90 19.83 65.52% 75.14  
K1781 脳血管内手術(1箇所) 27 2.04 15.26 29.63% 63.52  
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 19 0.63 21.95 26.32% 63.84  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) 18 0.11 33.78 72.22% 64.28  

 脳神経外科では、急性期医療として脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)および頭部外傷を中心に幅広い疾患に対応しています。また、大型脳動脈瘤に対するクリッピング術や閉塞性血管障害への血行再建術、脳血管内治療、脳腫瘍摘出術など高い専門性を要する医療を提供しています。

・慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術は、硬膜とくも膜下の間にできた血腫に対する手術治療です。
・経皮的脳血栓回収術は、脳血管を栓塞した血栓を除去する手術です。
・脳血管内手術は、脳動脈瘤、脳動脈奇形などの脳血管疾患に対して血管内に挿入したカテーテルを用いて行う手術です。
・脳動脈瘤頸部クリッピングは、脳動脈瘤に対するもっとも一般的な治療法です。
・頭蓋内血腫除去術は、頭蓋骨と硬膜の間にできた血腫を除去する手術です。

 脳卒中の専門知識を有する医師、専属の看護師、リハビリテーションスタッフなどからなる”脳卒中チーム”が配属された脳卒中患者専用の病床(SCU)を設置しています。
呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 57 1.25 6.35 0.00% 72.28  
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 40 1.15 4.75 0.00% 73.63  
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 31 1.06 5.55 0.00% 70.42  
K496-4 胸腔鏡下膿胸腔掻爬術 10 7.90 19.80 20.00% 60.80  
K504-2 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いて行った場合) 等  

 当院の呼吸器外科では、呼吸器系のがんに対しての手術を主に行っております。
 また、腹腔鏡や胸腔鏡を用いたからだに優しい手術に積極的に取り組んでおり、開腹や開胸手術よりも傷口が小さく、低侵襲で術後の疼痛も少ないため、入院期間の短縮化につながっています。
心臓血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 48 1.15 10.02 6.25% 79.04  
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 31 2.16 11.65 12.90% 74.94  
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)(2吻合以上のもの) 28 5.82 19.96 14.29% 71.61  
K5551 弁置換術(1弁のもの) 19 2.89 17.32 10.53% 69.00  
K5603ニ 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術)(その他のもの) 16 3.88 25.69 31.25% 66.81  

・胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤に対しては、従来の開胸、開腹による人工血管置換術に加え、高齢者や合併症を持つハイリスク症例に
 対するステントグラフト内挿術を行っています。
・心臓弁膜症においては、自己弁温存が可能な症例に対しては積極的に弁形成術を行い、人工弁が必要な場合、特に65歳以上では抗凝
 固療法の不要な生体弁を使用した弁置換術を行い、QOLの向上を目指しています。その他、僧帽弁のみの手術症例では、胸骨正中切
 開を行わずに右側肋間からの小切開でアプローチする低侵襲心臓手術(MICS)を行っています。また、合併症のため開心術のリスク
 が高く弁置換術の適応とはならない患者さんに対しては経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)が保険適応となり、当院でも循環器
 内科、麻酔科、心臓血管外科の診療科および臨床工学部、診療技術部、臨床検査部、看護部でハートチームを結成しチーム医療で
 対応しています。
・狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患については、カテーテルによる冠動脈インターベンションが困難である重症病変、あるいは左
 室瘤・虚血性僧帽弁閉鎖不全などの心筋梗塞合併症などが手術対象となっています。高齢者や脳血管病変などの合併症を有する患者
 さんに対しても安全に手術が行われています。
眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 473 0.72 2.23 0.42% 75.82  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 305 1.09 6.83 0.33% 64.91  
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他のもの) 46 1.00 6.46 0.00% 70.24  
K281 増殖性硝子体網膜症手術 21 2.33 10.33 4.76% 56.10  
K275 網膜復位術 15 1.27 5.73 0.00% 40.47  

 当院の眼科は大きく分けて網膜硝子体と眼窩・神経眼科の治療を中心としています。網膜硝子体の主な疾患は、増殖糖尿病網膜症、裂孔原性網膜症、増殖硝子体網膜症、黄斑円孔、黄斑上膜、黄斑牽引症候群、網膜静脈閉塞症などで、手術による治療に力を入れています。眼窩・神経眼科の分野では視神経はもちろん、それ以外の眼に関連する神経や筋肉の病気、眼球周囲の骨(眼窩)の病気や腫瘍について診断治療しています。また白内障・緑内障・斜視・眼瞼下垂・眼瞼内反・翼状片に対する手術も多数行っています。

・水晶体再建術は、白内障の手術です。
・硝子体茎顕微鏡下離断術は、網膜もしくは硝子体の手術です。
耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 69 1.04 5.83 0.00% 30.29  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 46 1.09 4.02 0.00% 55.67  
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 38 0.16 5.42 0.00% 43.32  
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除)(頸部外側区域郭清を伴わないもの) 26 1.00 5.58 0.00% 58.65  
K4611 甲状腺部分切除術,甲状腺腫摘出術(片葉のみの場合) 21 1.14 5.05 0.00% 58.48  

※耳鼻咽喉科には頭頸部外科が含まれます。

・口蓋扁桃摘出術は、反復性扁桃炎、睡眠時無呼吸症候群、IgA腎症 などに対する手術です。
・内視鏡下鼻副鼻腔手術は、難治性副鼻腔炎、副鼻腔嚢胞、鼻閉の著しい鼻アレルギー、嗅覚障害、反復性鼻出血、鼻副鼻腔の良性腫
 瘍に対する手術です。
・扁桃周囲膿瘍切開術は、口蓋扁桃炎で感染・炎症により膿瘍がたまり、ものが飲み込めないなど重症な方に行う手術です。

 そのほか、より良い聞こえを目指した聴力改善手術、頭頸部がんに対する機能温存療法と機能再建手術 、頭頸部良性腫瘍に対する低侵襲手術、耳下腺腫瘍における傷が目立たない皮膚切開による手術、副鼻腔腫瘍における内視鏡下手術などを行っています。
放射線科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) 28 1.04 5.04 0.00% 68.36  
K697-31ロ ラジオ波焼灼療法(2センチメートル以内のもの)(その他のもの) 等 16 1.00 2.75 0.00% 68.44  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術)  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等  
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術)  

・血管塞栓術は、血管へ流れる血液を止める手術です。腫瘍への栄養供給を止めることで死滅させたり、破れている血管の止血などに
 効果があります。
・ラジオ波焼灼療法は、肺や肝臓などに発生した癌に対してラジオ波を照射する放射線治療です。癌細胞を熱で焼くことで治療しま
 す。

 これ以外にも超音波画像やCTで観察しながら(IVR)、外傷などの出血に対する緊急止血術や、リザーバーによる動注化学療法、中
 心静脈ポートの留置などさまざまな疾患に対応しています。
泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 167 1.17 3.30 1.20% 75.91  
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 80 1.00 6.18 0.00% 69.18  
K773-51 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)(原発病巣が7センチメートル以下のもの) 44 1.02 5.34 0.00% 65.23  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 30 0.57 6.90 6.67% 75.40  
K773-6 腹腔鏡下尿管悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 25 1.00 6.56 0.00% 75.28  

 当院の泌尿器科は、悪性腫瘍(前立腺がん、膀胱がん、腎がん、腎盂尿管がん、精巣腫瘍、副腎腫瘍など)、前立腺肥大症、尿路結石症、婦人泌尿器科の4つの領域を診療の基幹として取り組んでいます。

・膀胱がんについては、可能な限り膀胱温存を図りながら内視鏡手術を第一選択としています。
・内視鏡手術用支援機器とは手術支援ロボットを用いての手術を指します。前立腺がん全摘除術と腎がん・膀胱がんの保険診療施設と
 して認可されています。
・上部尿路の腎盂尿管がんの根治手術に対しては、腹腔鏡手術で低侵襲で患者さんに優しい手術を行っています。
腎臓内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 50 1.04 1.40 6.00% 70.52  
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) 49 5.96 9.10 8.16% 66.67  
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 15 6.73 15.60 20.00% 67.13  
K616-7 ステントグラフト内挿術(シャント)  
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施する場合)  

 透析機器は年々進歩していますが、機械と患者さんをつなぐアクセス(シャント)の医療技術の進歩は遅れており、狭窄や閉塞は避けられません。その際のカテーテル治療や手術治療も腎臓内科医が行います。
血液内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 62 4.24 21.52 3.23% 73.21  
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満)  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術  
K654 内視鏡的消化管止血術  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術  

・抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置は抗がん剤治療を行う患者さんに何度も注射針を刺さなくても良いよう、ま
 た安全に治療を受けられるよう皮下にポート(針を刺す場所)を作成する手術です。
腫瘍内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 69 0.36 8.04 0.00% 68.71  
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの)  
K300 鼓膜切開術  
K654 内視鏡的消化管止血術  
K142-4 経皮的椎体形成術  

・抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置は、抗がん剤治療を行う患者さんに何度も注射針を刺さなくてもよいよう、ま
 た安全に治療を受けられるよう皮下にポート(針を刺す場所)を作成する手術です。
乳腺外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 28 1.32 4.71 0.00% 68.79  
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) 12 1.00 8.75 0.00% 64.67  
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等  
K6274 リンパ節群郭清術(腋窩)  

 一般的にがんの手術にリンパ節郭清はつきものです。しかし乳がんにおいては、患肢のリンパ浮腫や可動制限など腋窩郭清に伴う合併症を回避するため、術前検査で転移がないと思われる患者さんに対して、“センチネルリンパ節生検”を行っています。当院はRI法と色素法の併用が可能な施設であり、短時間に低侵襲で正確な検査が可能となっています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 10 0.06
180010 敗血症 同一 13 0.07
異なる 56 0.31
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 10 0.06
異なる

 これらは重篤な傷病の合併症として発症することが多く、急性期医療の役割を担う病院では臨床上ゼロになることはありませんので、発症した場合に速やかに専門医療が提供できるよう、体制を整備しています。また他医療機関で治療中の患者さんに重篤な合併症が発生した場合には、急性期総合医療を提供する地域基幹病院の役割として、転院受け入れのうえ治療を行っております。

 ■播種性血管内凝固症候群は、感染症などによって起こる全身性の非常に重篤な病態です。
 ■敗血症は感染症によって起きる全身性炎症反応で、重篤な病態です。
 ■手術・処置等の合併症は、治療の結果一定割合で発生する病態で、薬剤投与や予防接種後のショック、術後の傷口の感染などが
   挙げられます。医療ミスや医療事故とは異なります。

手術・処置等の合併症内訳
【入院の契機と同一の合併症】
・T810 左耳垂術後血腫
     後出血
・T818 胆管空腸吻合部狭窄
     両下腿術後合併症
・T825 植込型カテーテルポート破損
・T842 胸骨固定術後合併症
・T876 右下肢切断端血腫
・T881 予防接種副反応
・T886 造影剤ショック

【入院の契機と異なる合併症】
・T810 後出血の疑い

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
2650 2248 84.83%

 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策(弾性ストッキング、間歇的空気圧迫装置、抗凝固療法)が実施された症例の割合を計上しています。
 肺血栓塞栓症が発症した場合の死亡率は10%以上と高い割合が報告されています。そのため発症の予防対策が最も重要となります。  当院の対策実施率は現在84%となっておりますが、まだまだ向上させられる余地はあると考えられるので、今後、実施率向上に向けて様々な角度から検証を行い改善していきたいと考えています。

血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
5022 3601 71.70%

 病原菌は常に存在するわけではなく、1セットの検査では原因菌を検出できる確率が限られてしまいます。そこで血液培養検査を2セット施行した場合の検出結果は、1セットの場合と比べて陽性数が約20%近く増加したという報告があります。
 当院におきましても血液培養検査は2セット/日 施行することを推奨しています。
 現在の血液培養2セット実施率は71.72%であり、今後施行率増加に向けて検討していきたいと考えております。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
763 725 95.02%

 不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、当院では多職種から構成されたASTチームがあり、入院患者で広域抗菌薬を使用している症例は全例介入し、抗菌薬の使用が適切であるか毎週カンファレンスを実施しています。
 また、感染制御管理室において携帯用の抗菌薬投与マニュアルを作成し、抗菌薬適正使用を促進しています。大切なのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査を施行しています。その結果、当院における広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率は95%を超える結果となっています。

更新履歴
2024.9.11
令和5年度 病院情報の公表 公開
2024.9.19
医療の質指標のコメント追加
病院指標「診断群分類別患者数等」の平均在院日数(全国)追加
一部コメント変更
2024.9.30
病院指標「診断群分類別患者数等」の平均在院日数(全国)一部変更

ページ上部へ戻る