標記出版書籍の収載内容『膀胱がん手術数上位45:同誌107~108p』につきましてご報告致します(以下、北海道新聞社様からの調査依頼文より転載)。
『前立腺がん・膀胱がんの症例数は、北海道厚生局に報告した「尿道形成術等」(区分2―エ)と整合性のある症例数をご記入下さい』となっております。
実際に年に一度、厚生局へ提出する数値の算出定義は、診療報酬点数表の解釈にて、下記の通りに記載されております。
第10部 手術-「通則5」施設基準に適合している場合に限り算定できる手術であることを示す項目の中の区分番号K803膀胱悪性腫瘍手術に関しては、『6.経尿道的手術(イ:電解質溶液利用のもの、ロ:その他のもの)は除く』と定義。
当院では、同誌の初回発刊の2010年データより北海道厚生局への届け出をしている数値報告を遵守してまいりましたが、『膀胱がん』の診療実態を表示するにあたっては経尿道的手術(TUR-BT)の件数を示すことこそが実情に即したものであり、実際に他医療機関におかれましては、経尿道的手術(TUR-BT)も含めた数値にて報告・収載されていることを確認させて頂きました。
つきましては、当院におきまして施行しました『膀胱がん』における手術症例数10例(うち膀胱全摘6例)の他に、経尿道的手術(TUR-BT)101例を加えますと、『膀胱がん』にかかる手術総症例数は『111例』となりますことをご報告いたします。
この件に関しまして、患者さんや地域の先生方そして読者の方々に誤解を生じさせてしまい、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
なお、この件に関しましては、北海道新聞社様とも協議・確認済みでありますことを申し添えいたします。
また、次年度からは当院も誤解を生じぬよう、他院同様の手術施行数をご報告いたします。
以 上
2015/03/24