各位
日頃より当院の運営にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます
さて、2021年5月15日に「緊急事態宣言」が発令されてから1週間が経過していますが、現在の札幌市の状況は変異株の影響もあり感染者が増大、市内の陽性患者受入医療機関は満床状態が続き、ホテル療養施設も満室、自宅療養者が1000人を超えています
また、相次ぐ医療機関のクラスターにより、市内の急性期医療及び救急医療体制も非常に厳しい状況になっています。
当院では、この度、札幌市からの「感染症予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第１６条の２の規定等に基づく協力要請」に基づき、さらなる入院受入病床の確保をはじめ、医療従事者の派遣等に協力してまいりましたが、この災害ともいうべき危機的な状況を乗り切るためには、「医療非常事態」として全病院組織を挙げてもう一段階踏み込んだ対策を講じ、地域医療を守らなければならないと判断しました。
その主たる目的は「急性期（救急）医療を必要とする患者の受入体制の確保」と「新型コロナウイルス感染症患者の受入体制の強化」です
このことにより、
〇 既に入院予約をいただいている患者さんは勿論のこと、これから入院を予定している患者さんで、病態病状により主治医が入院延期が可能であるとされた患者さんには、入院を延期していただきます
〇 対象となる患者さんには、主治医または看護師等の病院職員よりご連絡を差し上げます。
地域医療崩壊の危機となっております。皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
病院長