Mission#01臨床研修部長星 哲哉
研修理念 “ 挑戦し続ける医師 ” になる。
これが我々の臨床研修に対する理念です。その具体的内容は以下の骨子からなります。
1. 自分に挑戦し続ける
医師としての人生は自己研鑚の日々です。日進月歩の医学情報を常に手に入れ、医学知識と技術を磨き上げていかなくてはなりません。我々の使命は自ら考え、自己研鑚に正面から挑み、病める人の思いに応えるために自分を高める努力を惜しまない研修医を育てていくことです。
2. 医学に英語で挑戦する
グローバル化の波は医学界にも押し寄せています。事実、世界を駆け巡っている医学情報の80%は英語と言われています。このような時代に生きるこれからの医師は当然の如く英語力を身につけ、英語で医学に挑むことが出来なくてはなりません。そしてその訓練は医師として早い段階である研修医時代に始めるべきと思っています。
当院では常勤米国人医師による英語医学教育の実績が10年以上あり、英語による医学教育を提供しています。また、米国ケースウエスタンリザーブ大学内科、テキサス大学、南イリノイ大学と提携を結び、研修医の短期米国医療研修、USMLE受験支援なども活発に行い、英語で医学に挑戦できる医師を育成しています。
3. 目の前の患者に向き合う
医師になると様々な患者さんやそのご家族と出会います。軽症~重症患者さんとの出会い、不治の病となった患者さんとの出会い、愛する家族の喪失、不条理な人生を目の当たりにすることなど、医師が自信を喪失し、虚無感、無力感に襲われることやことも少なくはありません。そのような困難に直面した時でも決して逃げることなく、目の前の患者さんとしっかり向き合い続けることのできる医師を我々は育成します。
4. チームで挑戦し続ける
現代社会では医療情報が高度・複雑化すると同時に患者さんの人生観・価値観も多様化しています。医師と患者を取り巻く環境がより複雑・多様化、一方で個別化している医療において患者さんにとって最善の医療判断をするためには、患者さんを中心に考えることができる多職種医療チームによる多面的問題解決法が欠かせない時代となっています。医師はこのチーム医療の中において時に、リーダーとして、また時にはサポーターとしてチームを動かし、様々な問題解決に挑まなくてはなりません。我々は研修期間を通じて研修医を”挑戦しつづける良きチームプレーヤー”に育て上げる努力をします。