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妊娠を望まれる方へ

妊娠を望まれる方へ

着床前診断とは

着床前診断は、出生前診断とは違い、妊娠前に行う検査です体外受精で得られた胚(受精卵)の一部を生検し、遺伝学的検査を行い、異常のない胚を移植することで、健康なお子さんを得られるようになったり、流産を回避したりすることができる医療です。

当院は、日本産婦人科学会認定の、着床前診断(PGT-A,SR)実施施設です。
2022年度より生殖補助医療に対する保険収載が一部なされましたが、残念ながら着床前診断に関しては保険適応となりませんでした。したがいまして、当面の間は当検査の実施をご希望の方に関しましては、体外受精の実施より自費診療となりますので、ご了承ください。 https://www.jsog.or.jp/modules/news_c/index.php?content_id=105

●PGT-A(preimplantation genetic testing for aneuploidy)について
胚の染色体数を検査し、正倍数の胚を選択して子宮内に移植する方法です。
流産を繰り返す方、体外受精で何度も移植を行ってもなかなか妊娠が得られない方が対象となります。

●PGT-SR(preimplantation genetic testing for structural rearrangemen)について
胚の不均衡型染色体異常の有無を検査し、両親の均衡型染色体構造に由来する流産の予防をすることが目的となります。
主に習慣流産の方が対象となります。

実際の流れ

遺伝子解析にあたっては、非常にデリケートな側面をもっており、実施の際には必ず遺伝カウンセリングを受けていただくこととなっております。
また、場合によっては当院以外でのカウンセリングを受けていただくこともご提案させていただいております。そのため、ご希望いただいてから実施、胚移植までに時間がかかる場合もあります。

 

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