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過去のチーフレジデント

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Number
#09
チーフレジデント近藤 俊介・小泉 奈央

2021年度のチーフレジデントの小泉奈央と近藤俊介と申します。
当院では研修医のまとめ役としてチーフレジデントという役職が置かれていて、今年度は私たち2人で務めさせていただくことになりました。1年間の勤務を経て感じた当院の特徴を皆様に紹介させていただきます。

  1. 魅力的な人々

    どこの研修病院の紹介でも書かれているようなありふれたことになってしまいますが、当院には本当に魅力的な人がたくさんいます。あとでも書かせていただきますが、同期はとても魅力的で、人間的に素晴らしい人々ばかりです。当院初期研修出身の先輩方も多く働かれていて、指導医的な立場で研修医を導いてくれますが、自分がたどってきた道のりを振り返るがごとく教えてくれるため、とても実践的でかゆいところに手が届くような指導をしてくださいます。そしてそのような魅力的な指導医が「どの科を回っていても」いらっしゃるというのが当院の素晴らしいところだと思います。どの科をローテーションしているときでもロールモデルとして尊敬できるような指導医・専攻医の先生が活躍されていて、そのような先達の背中を追うようにすれば自然と研修にも身が入ります。

    そしてコメディカルの人たちもとても協力的で、研修医教育の大切な一端を担ってくださっています。看護師・栄養士・薬剤師・技師の方々にも日々教わる毎日ですが、いつも親身になって基本的なことでも教えてくださいます。そのように親切に対応していただくため、研修医も一生懸命働いてチームに貢献したいという思いが育まれ、良い循環にあるのだと思います。ここまで働きやすい病院はなかなか見つからないと思います。

  2. 豊富な教育機会

    当院の最大の特徴のひとつは毎朝開催されているモーニングレポート(通称モーレポ)だと思います。これは毎朝7時半から1時間ほどかけて行われるレクチャーで、研修医として必要な知識・スキルが身につけられるように指導医の先生が創意工夫を凝らして準備してくださる珠玉のレクチャーです。確かに朝の時間が削られることは体力面でしんどい時時もありますが、日々着実に学びを得る機会があり、学んだことを実際に臨床に活かすことができた時の達成感はひと塩で、モ-ニングレポートによって研修医の臨床能力がベースアップされていると確信しています。

    その他にも、常勤の外国人医師がおり(今はコロナの関係でいらっしゃらないですが)、ローテーションによっては英語で症例発表を行うなど英語教育の機会も圧倒的に多く、院外研修では自由に選択して1週間の研修を行うことができます。まさに自分の夢をかなえるための環境が整っているといえるでしょう。

    総合内科などの診療科では主治医として立ち回ることが求められています。一人の主治医として責任を持って診療にあたることは、対峙しなければいけない問題・疑問が尽きることはなく時間も体力も奪われますが、患者さんにとっては研修医とはいえ一人の医師であるという自覚を与えてくれ、患者さんの病気だけでなく背景や退院後の生活・未来へ考えを巡らせ自分なりに答えを追求し続ける医師としての基礎力が鍛えられると感じております。非常にやりがいも強く感じることができます。もちろんチームとして日々カンファレンスが開かれ、バックアップが整っているだけではなく、症例に基づいたTipsなどを共有してくださり教育の質も保たれています。

  3. 多様性

    この点に関しては代々当院で受け継がれてきた伝統だと思っています。私たち自身が北海道の出身ではないように、当院の初期研修医は本当に多様なバックグラウンドを持った人間が集まります。出身大学が様々なのはもちろんのこと、生まれた国、教育を受けた環境、そして第一言語に至るまで本当に様々な人が集まってきている環境です。そしてそのような人たちを区別することなく受け入れてくれる、そんな土壌が整った環境です。もちろん、様々な背景があることから衝突がないわけではありません。しかし、その中から新しい考え方に触れ、自分の視野を広げることができるというのは本当に魅力的なことだと思います。ありのままの自分を認めてくれる環境はなかなか見つけることはできないのではないでしょうか。

ここにあげさせていただきました点以外にも様々な魅力的なポイントがあります当院ですが、やはりご自身の目でご覧になっていただくのが一番だと思います。ぜひ一度足を運んでみてください!おいしい料理・雄大な大自然とともにお待ちしています!