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抑制しないケアの実際(2024.06.21UP)

抑制しないケアの実際当院に入院する以前は、栄養カテーテル(経鼻胃管)の自己抜去を防ぐため身体拘束を行っていた患者さんでした。
当院入院後は、カテーテルの視認を避けるためマスクを着用してもらうようにしました。
時折、マスクを気にして触れることはありますが、カテーテルに触れることはありません。
また、手持無沙汰になり、カテーテルに気持ちが向いてしうことが無いよう、『認知症マフ』を使用しました。認知症マフに付いている飾りに楽しく手で触れることで、カテーテルからの意識を遠ざけることができているように感じます。
このように、患者さんの自由をそこなわず、カテーテル以外のものに興味が向くような工夫をしながら日々見守っています。

※認知症マフとは:認知症特有の症状から手元に不安を感じる人が触れたり手を通したりして落ち着けるように、さまざまな飾りを縫いつけた円柱型のニット小物(朝日新聞厚生文化事業団HP参照)