院内研修
2025年度版 研修スケジュール
教育目標
- 患者の意思決定を支えるために必要な知識・技術・態度を学習する場を提供する
- 患者の状態を正しくアセスメントし、最適な実践をするための専門的知識・技術を学習する場を提供する
- 研修を通して、チームの一員としての自己の役割を認識する
2025年度版 研修内容
| 研修名 | 対象 | ラダー レベル |
目的 | ねらい | 時期 | 受講生の感想 |
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| 新人看護師 | ||||||
| 新人看護職員 研修(T期) | 看護 | 臨床現場で早期に実践することが多い基本的な看護技術が、正しい方法で実践できるようになる | 1.看護技術の基本的な知識を理解することができる 2.必要物品を理解し、準備をすることができる 3.決められた手順どおり、正しい方法で看護技術を実施することができる 【研修方法】 ・e-ラーニングを用いた基礎知識の学習 ・シミュレーターでの演習 など 【演習内容】 ・移乗・移送 ・おむつ交換 ・体位変換 ・食事介助 ・口腔ケア ・経管栄養 ・尿道留置カテーテル挿入 ・吸引 ・採血・静脈血管確保 |
4月 |
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| 新人看護職員I期フォロー研修 (KYT研修) | 看護 | 医療現場に潜む危険を学び、患者の行動を予測し関わる必要性を理解できる | 1. 医療現場における危険を理解できる 2. KYTの内容が理解できる 3. 病棟でどのようにKYTを活用できるか考えることができる 【研修方法】 グループディスカッション |
7月 | ・危険予知の大切さや、対策と指差し呼称の重要性を学ぶことができた。 ・起きていない事故を事前に防止することで患者さんの安全につながることがわかりました。 ・KYTという言葉を初めて聞いたので、初めてトレーニングすることができました。ブレインストーミングで様々な意見を出して、違うチームで別の意見が出た事で、多くの危険が潜んでいることに気づきました。 ・日常で起こりうる場面に、たくさんの危険が潜んでいることを学びました。また、患者さんのADLや身体の状態に合わせることの重要性を改めて学びました。 |
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| 新人看護職員研修(U期) | 看護 | 病態に合わせた食事、排泄、安寧、清潔・皮膚ケア、呼吸ケア、与薬、検体採取、無菌操作、職業関連事故対応について理解できる | 【研修方法】 e-ラーニングを用いた自己学習 |
8月〜 11月 | 認知力低下のある高齢者が誤嚥性肺炎になり24時間点滴治療中であるという患者を題材に、必要な看護ケアとその根拠を検討する研修を実施しました。個人ワークとグループワークを通して「どのような看護を行うか」を話し合い、講師からフィードバックを行いました。 グループワークでは一般的なケア内容を挙げることはできていましたが、ケアの根拠を言語化すること、患者の個別性を踏まえたケアを考えることについては困難感を感じている様子があり、課題として明確になりました。 |
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| 新人看護職員 U期フォロー研修 | 看護 | 患者の個別性について考え看護する上で解決すべき自己の課題を明らかにする | 1.患者の状態を捉え看護を考えることができる 2.患者に実施しているケアの根拠を考えることができる 3.入職1年後にどのような看護師になり、どんな看護をしたいか考えることができる 【研修方法】 グループディスカッション(事例検討) |
11月 | ||
| 新人看護職員研修(V期) | 看護 | 患者の状態に応じた看護を提供するために必要な知識や根拠を理解し、自ら考えて行動できる力を身につける | 1.ケアの根拠について考えることができる。 患者に行われている処置やケアについて、「なぜそれが必要なのか」を医学的・看護学的根拠から考え、説明できるようになる 2.患者主体の看護について考えることができる 患者の状態や価値観、生活背景に配慮し、“その方”にとって最も適した看護を自ら考え、実践につなげられるようになる。 【研修方法】 グループディスカッション(事例検討) |
3月 | ||
| 新人看護職員 V期フォロー研修 | 看護 | 「なりたい自分」になるための今後の取組について考える | 【研修方法】 フレームワーク 座談会 |
2月 | ||
| ローテーション研修 | 看護 | 他部署での看護を体験し、自部署およびローテーション先部署の特徴について理解を深めることができる。また、自身の看護スキル向上につながる機会とすることができる | 1. 他部署での看護体験の中で、自部署との違いや共通点、患者特性を理解する 2. 他部署での看護体験を通して、自身の看護スキルを振り返る機会とする 【研修方法】 他部署での実務経験 |
8月 (2024年度新入職員対象) | 自部署では経験できない看護を経験し、多くの学びや気づくを得る機会となったようです。 ・コミニュケーションが困難な患者さんと関わる際、声掛けが不十分で患者を驚かせてしまうことがあり、患者への“声掛け”の大切さを実感した ・自部署ではコミュニケーションが難しい患者と関わることが多いため、患者とのコミュニケーションがうれしかった ・自部署では受け持つ患者が多く、患者の話を聴く時間を十分に確保できていないと感じた など |
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| フォローアップ研修T | 看護 他職種 | 新入職員として感じることを自由に語り合う中で、困りごとややりがいを共有し、職種を越えて相談し合える関係性ができることで、就労活力につなげることができる | 1. 不安やつらさを乗り越えるための先輩たちの知恵を学ぶことができる 2. 仲間として相談し合える関係性をつくることができる 【研修方法】 ・多職種合同研修 ・先輩職員の体験談を聴講 ・グループディスカッション |
6月 | 研修の様子は『定山渓病院Instagram』に掲載しています。 QRコードよりアクセスしてください。 ※6月30日投稿の新人フォローアップ研修のQRコードを掲載
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| フォローアップ研修U | 看護 他職種 | 1. 仲間と共に、今年度の学びや経験を振り返り、自身の今後のキャリアについて考える 2. 2年目を迎えるにあたっての心構えや抱負について言語化する 【研修方法】 ・多職種合同研修 ・グループディスカッション |
3月 | |||
| 看護過程研修 | 看護 | 事例検討を通して自身の看護実践における強み・弱みを知る事で、看護力向上につなげる機会とする | 1.臨床場面を想定した事例検討を通し、自身の看護実践を振り返り、患者にとって最適な看護を考えることができる 2.自身の強み・弱みを発見し、今後のより良い看護実践につなげる機会とする 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
9月 | 本研修では、ペーパーペイシェンとを用いて情報共有、関連図作成、問題点抽出、優先順位付け、看護診断・看護計画立案までのプロセスについてグループでディスカッションをしました。個々の意見を持ち寄りディスカッションを行ったことで、「他者の考えを知り、自身の実践に活かしていきたい」と感じた受講生が多くいました。 今回の研修は、患者理解とアセスメント力を深め、今後の看護実践の質向上につながる有意義な機会となりました。 |
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| ラダー別 | ||||||
| フィジカルアセスメント研修 | 看護 | T | 患者の状況を正確に把握し、適切な看護を実践できる。 | 1.意図的な情報収集の重要性と方法が理解できる。 2.情報を統合して優先度の高いニーズを判断する方法が理解できる。 3.根拠を明確にした看護を実践できる。 |
10月 | 本研修では、意図的な情報収集、情報の統合、根拠に基づく判断の重要性を講義とグループワークで学びました。参加者はOPQRSTを用いた情報収集や、統合した情報から優先度を考える視点、根拠を明確にしたアセスメントの必要性を再認識することができ、より質の高い看護実践につながる学びが得られました。
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| エンドオブライフケア研修 | 看護 介護 他職種 | U | 終末期にある患者・家族への尊厳および人権を尊重したケアについて理解する | 1. 終末期の患者・家族ケアについて理解する 2. アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の基本概念について理解する 3. 自身が考える終末期ケアについて述べることができる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
7月 |
・自己決定ができない時でも、その人のその人らしさ、価値観などを考えて多職種で支援すると言う事を学びました(看護師) ・患者本人、家族が大切にしている価値観を尊重していくことが重要という視点を持つことができた。(看護師) ・その人らしさを知るには話し合いをすることが一つの気づきになることを学びました。そのためには信頼関係を築いて自分の想いを話せる環境を作ることや、患者さんが信頼している人から情報を共有してチームで関わっていくことが大切になると学びました。(作業療法士) ・患者さんがその人らしく生を全うするために、チームで一体となって支援することが必要だと実感した。MSWの立場としては、患者さんの生きがいや大切にしていることを自分も大切にしていきたいと思った。面接場面では、患者さんが病状をどのように認識しているか、療養生活において大切にしたいことは何か、人生における目標は何かなど、具体的に聴くことを意識していきたい。(MSW) |
| 退院支援研修 (入退院支援) | 看護 介護 他職種 | U | 退院支援についての基本を学び、看護職として支援の内容や実践を学ぶことで、より早期から退院支援実践を行い、少しでも安心・安全で患者満足の高い療養支援につなげることができる。 | 1. 講義を通して、退院支援の基本的な知識を得ることができる 2. 看護現場での退院支援の実践をイメージし、今後の療養支援につなげるための一助とすることができる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
11月 | ・信頼関係を築く事で家族も本人も納得できる退院支援が出来る事を学びました。 ・多職種参加だったので、色々な立場での意見を聞けて良かった。多職種が家族の気持ちに寄り添い、社会資源の検討など、安心して在宅生活を送るための退院支援をしていきたい。 ・他職種とグループワークを行い、それぞれの職種の強みを活かした意見交換ができた。多職種の視点を知ることで自分の視野も広がった。
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| 退院支援研修 (在宅療養支援) | 看護 介護 他職種 | U | 退院支援に関する基本的な知識を知り、支援者としての役割や実践を理解することで、支援の必要な患者・家族等への対応に活かすことができる | 1. 退院支援に関する基本的な知識や流れについて理解することができる 2. 病棟看護師として、自身や多職種の役割、実践内容を理解することができる 3. 支援の必要な患者・家族等に対して、必要な支援をイメージすることができる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
12月 | ・病院から在宅へ向けて、必要な支援を考えることができた。またどんなサービスがあるか知ることができた。退院支援の重要性を感じた。 ・訪問系サービスの種類についての説明がわかりやすく理解できた。 ・他職種との情報共有、意見交換をしっかり行い退院前カンファレンスで考えて行く事が重要と学んだ。 |
| リソース | ||||||
| 認知症ケア研修 (基礎編) | 看護 介護 | T | 当院で働く看護・介護職として、認知症についての知識を習得し、対象者に現れている症状についてアセスメントが出来、症状に応じた看護、介護が提供できる | 1. 認知症の代表的な4つの疾患を理解する 2. 4つの疾患の看護・介護の特徴を理解する 【研修方法】 ・講義 |
6月 | ■高齢者の身体的特徴・加齢による視力・聴力の変化を理解するため体験型学習を実施 ■聴講だけでなく、認知症患者の立場を想像し気持ちに寄り添う個人ワークを取り入れて理解を深めた ■医療者の関わり方が安心にも行動心理症状にもつながることを理解するため事例を用いて参加型の意見共有を行った ■実行機能障害について理解するために個人ワークを行い、点と点をつなぎ“線”にする支援の重要性について解説した 【受講生の学び】 ・虫の幻視がある方の具体的な対応方法が聞けたので、活用しようと思った ・講義の例題と似た事案に遭遇したことがあったので学習を活かした対応をおこなっていきたい ・その方の行動や言動をよく考えた関わりをしていきたい |
| 認知症ケア研修 (実践編) | 看護 介護 | U | 当院で働く看護・介護職として、認知症についての知識を習得し、対象者に現れている症状についてアセスメントが出来、症状に応じた看護、介護が提供できる | 1. 認知症の人の理解を深め、対応方法を考え実践できる 2. コミュニケーション方法について理解し、実践できる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
10月 | 実践の場で活用できるよう 行動心理症状(BPSD)とせん妄のケアを導くための考え方 に焦点を当てた。 ■BPSD の成り立ちと緩和ケア方法を、パーソンセンタードケアの視点を用いて解説 ■「心のステージ」や認知症の方の語りを事例として紹介しながら、認知症の人の視点で考え、思いを推察することの重要性を強調 ■関わり方の工夫で拒否や易怒性が緩和した事例を示し、患者視点に立つことでケアの幅が広がることについて実践イメージの向上を図った 【受講生の学び】 ・認知症の方のニーズを考えるときは主語が患者であることを忘れずにアセスメントできるように活かしたい ・ユマニチュードのケア、医療者側ではなく患者の立場になって考える |
| キャリア支援 | ||||||
| 介護職員技術研修 | 介護 | 介護場面における倫理的関わりを振り返り、今後のケアの場面に活かすことが出来る。 | おむつ交換における介護技術と倫理的配慮について理解できる。 【研修方法】 ・演習 ・グループディスカッション |
10月 | <研修の成果> @ 技術面の理解と技術精度の向上 受講者は、オムツ装着・背抜き・テープ留め・ギャザー処理といった基本技術を正確に実施することの重要性を再確認した。 特に以下の点で技術的成長がみられた: ・「締め付け」「パットのヨレ」「摩擦」など、皮膚トラブルの予防を意識したオムツ装着ができるようになった。 ・パットの吸収量選択や適宜交換など、快適性と清潔保持を意識した対応ができるようになった。 ・テープのクロス留め・ギャザー内にパットを収めるなど、漏れを減らし、フィット感を高める技術が身についた。 ・具体的な指導(静かにオムツを開く、背抜きを忘れずに行う等)により、「慣れ」や「効率優先」で崩れかけていた技術が矯正された。 ⇒ 技術は「知っている」から「正確にできる」に変化した A患者の尊厳・羞恥心・安心感への理解が深まった 受講者は体験を通して、「患者さんの気持ち」への理解を強く感じることができた。 ・無断で触られる、急に体を動かされることがもたらす不安感・恐怖感を実感。 ・オムツを開けたまま放置する、大声で排泄物の話をする行為が与える羞恥心や精神的負担を体験ベースで理解した。 ・声掛けの重要性、動作のスピード、触れ方の丁寧さなど、相手の立場に立ったケアの必要性を強く認識した。 ⇒ 排泄ケアは単なる作業ではなく、人の尊厳に深く関わる重大なケアであると再認識した B 自己のケア姿勢・価値観の見直しと行動変容の兆し 研修を通して、受講者は自身のケアのあり方を振り返り、改善意欲が高まった。 ・「忙しさ」「慣れ」で雑になっていた部分に気づいた。 ・「まあいいか」で済ませていた工程が、本来のケアの効果を損なっていたと理解。 ・自分がケアされる側を体験したことで、痛み・不快感・羞恥心という利用者の感情に共感する力が強まった。 ・オムツに対する抵抗感を持つ患者の気持ちに寄り添いたいという倫理的姿勢の向上がみられる。 ⇒ 技術だけでなく、介助する者としての心構えが大きく成長した |
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| キャリア支援研修U (人材交流研修) | 看護 主任 | U | 1.急性期から慢性期、在宅療養期の多機能型看護(もしくは急性期看護)の現場に触れ、自部署(施設)との連携を考える事で、よりスムーズな看護連携が実践できる 2.患者の退院後の療養生活の場や状況を知ることで、‘生活者としての患者’の視点で看護を実践できる 3.自身の看護の振り返りの機会とし、今後のキャリアデザインを描く一助とすることができる |
1.自部署(施設)と連携先医療機関の看護とのつながりを学ぶことができる 2.慢性期・多機能型看護(急性期看護)の実際を学ぶことができる 3.それぞれの機能に応じた他職種との連携の在り様を知ることで、チーム医療について考える機会を持つことができる 4.患者の療養状況を知り、今後の自身の看護に生かすことができる 【研修方法】 ・連携医療機関でのシャドーワーク (3日間) |
9月 | 9/29〜30に定山渓病院の主任2名が斗南病院を見学し、10/2〜3に斗南病院の師長3名が定山渓病院を見学した。 ・ICU看護、入退院支援、緩和ケア・精神リエゾンチームの活動を見学し、患者・家族の希望や退院後の生活を見据えて、多職種が早期から連携し支援する姿が印象的でした。PNSシャドー研修では、看護師同士が互いを尊重し主体的に意見を交わすパートナーシップマインドが浸透しており、理想的な看護実践だと感じました。今回の学びを今後の看護実践や教育に活かしていきたい。 ・今回の研修を通して、斗南病院で実践されているPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)と新人指導体制について学ぶことができました。ペアとなる看護師同士が対等な立場で尊重・信頼し合い、互いの知識や技術を惜しみなく共有する姿が印象的でした。新人看護師は先輩への感謝を忘れず、先輩は経験を無条件に提供することで、良好な関係が築かれ、心理的安全性の高い職場環境が形成されていました。こうした心理的安全性を重視した人材育成の取り組みに、強い感銘を受けました。
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| 看護管理者リフレクション研修 | 看護 師長 主任 | 1. 看護管理者として必要な姿勢、基本的な知識・技術としてのリフレクションの手法と実践ポイントを学ぶ 2. 「概念化」「俯瞰力」を身につけることを意識して学ぶ |
・リフレクション(内省)と反省の違いを知る ・看護マネジメントリフレクションの概念を理解する ・看護マネジメントリフレクションの実践方法を学ぶ 【研修方法】 ・e-ラーニングを用いた自己学習 ・グループワーク |
7月 8月 9月 |
・自身の感情で物事を見るのではなく、『事実は何か』しっかりととらえることが大切だと振り返った(師長) | |
















