看護介護部便り
外来です
2022.05.30
コロナ禍の生活となり早3年目となりました。
5月に入り、真新しい緑に山が包まれつつあります。
環境が変わる季節でもありますが、皆様お変わりございませんでしょうか?
外来では受診される患者様の笑顔と安心を提供できるよう、日々の環境整備とスタッフ同士協力して仕事に励んでいます。
今回はドライアイについてのお話をします。
ドライアイとは涙の量が減少して、角膜や結膜等の目の表面が、皮膚に例えるなら肌荒れを起こしたようになり、様々な不快症状が現れる状態を言います。
これは眼科診療に使われている器具です。
よく行われる検査として、眼圧測定や眼底検査、シルマー検査などがあります。
シルマー検査とはドライアイの検査です。
ドライアイは大きく分けて、涙の分泌量が減少するタイプと、涙の蒸発が亢進するタイプの2種類があります。エアコンによる室内の乾燥、コンタクトレンズの長時間装用、ストレスの増加などにより、涙の蒸発が亢進するタイプのドライアイが近年増える傾向にあるようです。また、パソコン、携帯電話、テレビゲーム等の浸透により、モニター画面を見続ける生活が日常化していますが、それにより瞬きの回数が大幅に減り、目は乾燥しがちになります。
ドライアイを予防するには、日常生活上のセルフケアが大切です。長時間にわたるモニター画面を凝視する場合は意図的に瞬きを増やしたり、1時間に1回は休憩をはさんだりするようにしましょう。室内が乾燥しすぎないように加湿器をうまく活用し、適度な湿度を保つ配慮も必要です。