看護介護部便り

こんにちは。

看護教育委員会です。

 

先日、ラダーⅠ取得者対象の「看取りの看護」の研修を行いました。

患者さんの尊厳を守って、その人らしい最期の時を迎えることができるように、心構えや実際のケアについて学びを深める研修です。

 

 

患者の尊厳を大切にすることや看取りに携わる心構えについて、演習前に講義を行いました。受講者は皆、真剣な面持ちで集中しています。

 

講義の後に、実際に看護師役、家族役に分かれて演習を行いました。

 

 

研修後のアンケートで「安心して最期の時間を過ごしてもらえるように、今回の演習を振り返ってできるようにしていきたい」「適切な声掛けはご家族への安心感につながる」などの感想がありました。

春から運営側としてラダーⅠの研修の様子を見てきましたが、今回は普段の和気あいあいとした雰囲気から一変して、ピンと張りつめたような良い緊張感が印象的でした。患者、家族にどのように声を掛けたら良いのか悩みながらも、誠実に言葉を紡いでいく姿に、受講者の成長を感じました。

研修を今後の実践に活かして、最期の時に患者の尊厳を守り、深い悲しみの中にあるご家族へ真摯に向き合うことができる看護師に育ってほしいと願っています。